パンケーキ食べにカフェ入ったら隣の客に舌打ちされて5分で帰った話
まさか注文して待った時間より食べる時間の方が短くなるとは思いませんでした。
去年の夏です、私はSNSでみた渋谷のパンケーキに一目惚れしました。
女の子みたいなこと言ってんなお前。
「でもなぁ、こういうのって1人で行くの難易度高いよな~~~」と悩みに悩みました。しかし、やっぱり甘いものの誘惑になんか勝てません。屈しました。
誰かと一緒に田舎から渋谷に行く訳にもいかず、そもそも一緒に行ける友達がいないので、仕方なく男一人で行くことにしました。そうです、仕方なくおひとり様パンケーキです。私はぼっちじゃありません、自ら選択したのです。
にしても「男一人でよくそういうとこ行くな」って話ですが、美味しそうなキラキラパンケーキですよ???
さて、やって来ました渋谷!わぁ~~~みんなオシャレ~~~~🤣🤣
行きの電車でやっぱアキバ行きたいって思ったのは内緒です。
人生初のハチ公をみたり、スクランブル交差点を渡ってみたりと田舎ものみたいなことしました。
一通り歩き回ったあと、いよいよお目当てのカフェに入ります。
店員「おひとりさまですか?すぐにご案内しますね!」
人気店なので混雑していたのですが、一人だったおかげですぐに案内してもらいました。店員さんの声が大きくて結構見られました。元気なのはいいことなんですけどね...。
店内は女性客ばかりで、男性客は私だけです。四方八方女性ばかり、普段じゃ絶対ありえない状況です。ぅゎきもぃ。
席につき季節限定パンケーキを早速注文するのですが、名前忘れた。
ここから事件は始まります。
注文して3分。私が注文したパンケーキがもう運ばれて来ました。
...。
ん?ちょっと待てよ?流石に早過ぎないか?少なくとも隣の人は自分より先に座ってたし注文も終えていた。なんで来たばかりの自分のが早く出てくるんだ?どゆこと?
と私が考え出したその瞬間
「ねぇねぇ、私達、先来たよね。なんであの人のが先に来ンの。」
...チッ!
(あっ、もう帰ろ.....。)
すぐにその場に自分がいてはいけない存在であることを悟ります。そもそもこういうお店に入るなんて常識が無さすぎたのです。本来こういうカフェは若い女の子しか行ってはいけないのです。そんなとこにキモオタフェイスのおじさんが一人でパンケーキ食べに来るだなんて、ちょっとした恐怖です。もう言ってしまえば不法侵入みたいなものです。
私は写真を適当に撮ったあと、特に味わうでもなく黙々とナイフとフォークを動かし続けました。この女の人は悪くない、店員さんもきっと順序を間違えたとかこっちの方が先に出来ちゃったから出したんだろう、誰も悪くないんだ。と言い聞かせながらパンケーキを口へと運びます。
途中「あれ?おかしいなパンケーキってこんな味だっけな...。」という考えが頭をよぎりますが気にしてはいけません。
気がついたときには会計を済ませていました。なぜだかその時のことをこれ以上思い出せません。マジで怖かった。
きっと渋谷パンケーキタイムアタックってオリンピック種目があれば私金メダル狙えると思います。なぜなら周りの客も店員もあまりの速さに「あれ?あの男の人消えてる?」とリアルアハ体験に気づけなかったと思うからです。
今回の経験を通して私は反省しました。それ以降オシャレなカフェに一人で入っていません。これを読んだ人たちも「流石にお前もちょっとは悪い。」と思っているでしょう。その通りです。
ただ最後に一つだけ言わせてください。
カフェ行ったら舌打ちされた渋谷死ね。